2019年10連休の後半は一泊二日の那須岳登山をしました。晴れて天気もよく、残雪あり、温泉ありの楽しい登山でした。
今年は残雪が多かったので、軽アイゼン・チェーンスパイクは必須でした。
1.今回のコース
今回のコースは以下の通り。()内が通過した尾根および交通機関です。前編では、三斗小屋温泉までを記載します。(下線部)
<<コース>>
JR 那須塩原駅 ⇒(バス)⇒ 那須ロープウェイ ⇒ (ロープウェイ) ⇒ 山頂駅 ⇒ 茶臼岳 ⇒ 朝日岳 ⇒ 三斗小屋温泉(宿泊) ⇒ 大峠 ⇒ 三本槍岳 ⇒ 北温泉 ⇒ (バス) ⇒ JR 那須塩原駅
<<活動時間>>
1日目 5時間程度
2日目 6時間程度
2.登山口までのアクセス
今回の登山口である那須ロープウェイまでは、那須塩原駅からバスで行きます。
那須塩原駅は新幹線が止まる駅です。ただし停車するのは、”なすの”と呼ばれる新幹線の各駅停車であるため、本数は少ないです。
バスの乗車時間は、だいたい1時間くらい。バス代は1400円。Suicaが利用不可。
私は使いませんでしたが、往復フリーパスもあり、それを使えば少し交通費が安くなり、かつ途中で自由に下車可能なようです。
なお、在来線が向かう場合は、JR黒磯駅から同様にバスで向かいます。
ちなみにGW後半のためか、下山時の道路は非常に混んでおり、1時間30分程度かかりましたので、注意してください。
3.茶臼岳まで
那須ロープウェイ駅からは、茶臼岳の入り口の山頂駅までロープウェイを利用。一気に1700メートルまで登ります。
ロープウェイはかなり混んでおり、臨時便が出ているほどでした。私は、臨時便のおかげで結果的に空いており、楽々でした。これはラッキー。
茶臼岳山頂は、1897メートル。ロープウェイの山頂駅からはわずか200メートル。標高差が少なく楽々かと思っていましたが、さすが火山か?はたまた森林限界越えなのか、急かつガレ場歩きでかなり疲れます。ゆっくり登らないときつい。
茶臼岳は、ロープウェイを使えばわずか30分で登れることもあり、山頂は家族連れが多く非常に賑わっていました。一番小さそうな子供は、小学生低学年くらいでした。もう立派な登山家の出で立ちでした。
4.朝日岳まで
茶臼岳から朝日岳へ向かうため、まず峠の茶屋跡まで下ります。ここは茶臼岳と朝日岳の間の強風で有名な峠。
避難小屋がありますが、トイレは残念ながらありません。山頂からは15分くらいでさくっと到着。
この茶屋後から朝日岳は、なかなか面白いコース・・・少し危険なコースの連続です。個人的には好きなコース。まず最初に残雪のトラバース。ふみ跡がありますが、途中は中々の高度感があります。雪が締まっていれば良いのですが、緩んでいるときはズルッと行きそうで怖い。。
5.三斗小屋温泉まで
三斗小屋温泉までは複数のルートがありますが、今回は熊見曽根を使用。
朝日岳から15分で行ける熊見曽根分岐から三本槍岳ではなく、三斗小屋温泉に向かいます。途中には隠居岳があります。
熊見曽根は非常に眺めがよく、お勧めの経路です。朝日岳に向かう稜線がよく見えます。
熊見曽根はは、非常に残雪が多かったです。尾根沿い雪がたくさん残っており、尾根は雪を踏みながらあることが多かったです。また時節がら、雪をふみぬきまくり大変でした。
雪原を進むと三斗小屋温泉の源泉があります。湯気がすごい。また硫黄の匂いもします。ここまできたらもう少し。途中で温泉神社を超えて三斗小屋温泉です。源泉からは20分程度でした。源泉を超えてからは、ぐちゃぐちゃ道をひたすら歩きます。土が泥だらけになります。残雪よりも靴が汚れるのがつらい。。。。このあたりは靴の汚ればかり気にして写真を撮り忘れました。すみません。
そんなこんなで三斗小屋温泉に到着です。
以降後半に続く。