こんにちは。
2泊3日で実施した奥秩父主脈は、三つの記事で記録を記載させてもらいました。今回は、総括として、私の食料計画やコース概要、山小屋情報などをまとめた記事にしようと思っています。
各日付の記事は、末尾にリンクを張っています。読んで頂けると嬉しいです。
目次
奥秩父主脈縦走のコース概要
奥秩父主脈縦走は、全体で60キロ近いロングトレイルコースです。このコースのざっくりとした概要についてふれたいです。
危険個所・道迷い箇所は?
全体として危険な個所や道迷いしやすい箇所があるかといえば基本的にないです。
一応ですが、私の考えるこのコースを歩こうと思っている人のレベルを考えるとないということです。
金峰山あたりでは岩場はあります。樹木の間を歩くことも多いです。しかし、クラシックなコースだけあり、ふみ後やコースは比較的明瞭なため、よほどのことがなければ道迷いはないかなと思っています。
コース計画上のポイント
実際歩いて思ったコース計画上の考慮点は、コースタイムで6時間ほど山小屋・避難小屋のない区間が2か所あり、そこをどう配慮するかな~と思います。
その2か所とは(1) 雲取山~将監峠(小屋)間、(2) 甲武信岳小屋~大弛小屋間です。
例えば初日に鴨沢から雲取山に登将り将監小屋まで行くのはコースタイム的にきついです。(飛龍山すぎたあたりに避難小屋でもあれば良いのですが・・)
また初日に瑞牆山荘から金峰山へ向かい、そのまま甲武信岳方面に向かうのもきついです。(国師ヶ岳を過ぎたあたりに避難小屋でもあればよいのに・・)
この二つの制約内でどうコース計画をとるがポイントかなと思っています。
エスケープルートが少ない
奥秩父主脈縦走は、エスケープルートが少ない印象です。山深いコースのため、エスケープルートがあってもエスケープに数時間かかったり、下山できてもバスの本数が少ないエリアにでることが多いです。
事前にエスケープをしっかり考えておく必要があります。特に将監小屋から雲取山までへエスケープルートがないも当然です。
食料計画
さて食料計画です。
奥秩父主脈縦走路の特徴でもありますが、特に平日は営業小屋が少ないです。そのため、飲食物はすべて自分でもって行く心構えが必要です。そのため、荷物がかさばります。
私の場合は、朝に総菜パン、昼はミックスナッツ・羊羹・菓子パン、夜はアルファ米としました。昼は食べながら歩いたというスタイルでした。ミックスナッツをバリバリ食べながら歩いたようなイメージです。
厳密なカロリー計算はしていませんが、軽くて高カロリーを選ぶのポイントかなと思っています
水は山小屋や水場がチョイチョイあるので、そこで補給しました。私はインドでもおなかを壊さないスタイルのため、気にしませんでしたが、お腹が弱い方は煮沸や濾過した方がベストかと思います。
奥秩父は千曲川、多摩川、荒川、富士川の源流でもあり、かなり水は豊富な印象です。自然豊かな個所です。
何泊が適当か?
ここは体力次第ですが、4泊5日が多いと山小屋でききました。私的には、体力があれば3泊4日で行けるかなと思います。実際に私がした2泊3日は、3日目に16時間近く歩くプランであり、非推奨です。
個人的には、瑞牆山荘 ⇒ 大弛小屋(泊) ⇒ 破風山避難小屋(泊) ⇒ 将監小屋(泊) ⇒ 雲取山(泊)⇒ 下山がゆったり楽しめちょっと寄り道しながら楽しめる計画かなと思います。
私は、寄り道する暇と余裕がなかった・・もはや修行でした。
コースとしては、瑞牆山から雲取山へ向かうのをお勧めします。ポイントは二つ。
一つ目は、疲れる最後の方に巻き道が多い。将監小屋から奥多摩方面は山頂を踏まないコースが多く、体力のないときにうれしいです。
二つ目は、公共交通機関の充実度。やはり奥多摩の方が遅くまでバスがあり、安心です。また奥多摩駅周辺には温泉もあるのでお風呂にもつかれます。
使用した登山地図ともって行った方が良い持ち物
私は、YAMAPと山と渓谷社の地図の2種類を使いましたが、山と渓谷社の地図の方がよかったです。水場の情報や公共交通機関の情報は山と渓谷社の地図の方が優れていました。
山と渓谷社の地図としては、金峰山周辺と雲取山の地図の2種類で全体を覆うことができます。秩父の大きな地図がありますが、あれは縮尺的にイマイチかと思います。
あと持って行って良かったのは、紙の本です。誰もいない小屋で時間をつぶし、携帯の電池を消耗を防ぐためにあって良かったと感じました。
加えてゲイターはあった方が良いです。ひざ下くらいの笹が多い道があり、朝露などでツボンがびちょびちょになります。
また100名山以外ではほとんど人にあわないため、クマ鈴があった方が安心感あるかなと思います。私は、もって行かず後悔しました。
さいごに
奥秩父主脈縦走は、奥秩父の魅力をたっぷり楽しめるコースですが、荷物が嵩張る、ロングコースであったり難しい印象があると思います。
しかし、難しい鎖場や岩場はないので、体力さえあればなんとかなるので、皆さんもぜひ挑戦してみてください。
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