こんにちは。2019年8月中旬に北アルプスの表銀座縦走を2泊3日でしてきました。はじめてのテント泊の縦走でしたが、無事当初予定通りのコースで完遂できまいた。本記事では、①として中房温泉~燕岳までの記録です。全部で④まで続く記事です。
1.今回のコース
北アルプスの表銀座コースは、一般に燕岳~槍ヶ岳の間の稜線の縦走を指します。登山の日程モデルは、短いと2泊3日で、一般的には3泊4日、長いと5泊6日です。ご自身の体力、登山経験などを考慮して決定する必要があります。
私は、3泊4日で中房温泉から燕岳を経由して槍ヶ岳、上高地へ下山をしました。詳細は以下です。今回の記事は下線部が対象です
<<今回のコース>>
中房温泉 ⇒ 燕岳 ⇒ 大天井岳 ⇒ 西岳 ⇒ 槍ヶ岳 ⇒ 上高地
<< 総距離 >>
42Km
<< 高低差 >>
登り:約4300M
下り:約4300M
2.登山口へのアクセス
中房温泉へは、定期バスを利用して向かいました。中房温泉行きバスは、午前4時ごろから出ているので嬉しいです。JRですと穂高駅から出発可能です。私は、穂高駅と中房温泉の間にあるペンションに素泊まりしました。
3.中房温泉(燕岳登山口)
中房温泉は、山深いところにある温泉です。冬は閉鎖される秘境温泉です。
さすが北アルプスでも人気の山 燕岳の登山口です。写真の通りのめっちゃ混んでます。
トイレは行列でした。たぶん男子トイレでも並んだら30分くらいかかりそうなくらいでした。なので、行かれるからは駅やホテルでトイレをすませておくのをお勧めします。
トイレ行列を横目に登山開始です!!
4.合戦小屋まで
中房温泉から燕岳への登山ルートは、北アルプス 三大急登と呼ばれるほど急な登り坂の連続です。登りはじめから結構な斜面です。変わりに道はわりかし整備されています。
この登りの救いは、途中の合戦小山までは30分単位くらいで休憩所(ベンチ)があるところです。このあたりはさすが人気の尾根というところです。
こちらが第1ベンチ。登りはじめ30分くらいで到着します。
この後も第2、第3、富士見とベンチコーナーがあります。少し残念なのが合戦小屋を超えるまでは森林限界を超えず、ただの林なので眺望0な点です。
眺望0の林の中を2時間程度登り続けると合戦小屋につきます。合戦小屋までに危険個所はありません。ただ林を登るのみもはや修行です。
合戦小屋へ向かう途中では、合戦小屋への荷揚げ用のケーブルを見ることができます。このケーブルの効果を合戦小屋では実感できました。
5.合戦小屋にて
合戦小屋は、中房温泉と燕岳の真ん中くらいにある山小屋です。宿泊は不可。テント泊のみ可能。燕岳へ向かう誰もが休憩するスポットです。
合戦小屋といえば名物スイカです。写真の通り大きなスイカが食べれます。(500円)人気すぎて売り切れることもあるので注意が必要です。
多くの人がスイカにかぶりついてました。2時間の登山後の甘みと塩はエネルギーを回復させてくれます。
さらに合戦小屋は飲み物が安い。500ミリのペットボトルが350円。これは安い。山小屋の相場は500円オーバーであることを考えるとリーズナブルです。
値段見て我慢しきれずポカリを一気に飲みほす。登山と言えばポカリです。
合戦小屋一息ついたら燕岳へ出発です!!
6.合戦尾根
合戦小屋を超えると合戦尾根です。先ほど同様にきつい登りです。少しばかり合戦小屋までよりきつい感じです。
写真の通りの急な登りです。テントを背負っているのでヒーヒー言いながら登ります。このあたりからは樹木が低くなり、少しずつ眺望がよくなります。
合戦小屋を超えて30分くらいすると燕山荘が遠目に見えます。やっと見えたと思う反面。まだあんなに遠いのかよ感があります。むしろ後者心理が強い。ひたすら登ります。(雲の脇にみえるのが燕山荘)
燕山荘を初見してから40分ほど登ると燕山荘と燕岳山頂の分岐点につきます。脇にテント場がありましたが、午前10時30分でこの状況です。燕岳人気すぎです。
ここまできて明日のメインである槍ヶ岳と対面できます。やっと見えたかというか、まじで明日の昼間にあそこつけるのかいった距離感です。わが目を疑います。
7.燕岳山頂
とても疲れていたので荷物を燕山荘と燕岳の間にデポして燕岳の山頂に向かいます。燕山荘との分岐から燕岳山頂までは20分くらいでつきます。花崗岩が美しい山です。
最初はコースタイムの半分でつくかと思いましたが、しっかり20分かかりました。
この後、何度もかかる北アルプスマジックです。スケールのでかさにより、遠近感がわからなくなり、距離感が崩壊し、コースタイムを見誤ります。
燕岳山頂までは、こんな感じの花崗岩の岩が多いです。山頂のマークは小さめです。人が多くとても賑わっていました。
周りの景色はこんな感じです。表銀座が雲を防いでいます。これが自然の雄大さかと思います。生で見ると本当にすごいです。
8.次回予告
燕岳まで登れは、ユルユルした尾根歩きと世界をなめていた私に猛烈なアップダウンと炎天下攻撃がさく裂。
そして、初めてのテント伯に雲海の朝焼け、いつまで歩いてもつかない西岳までを②として掲載です。