奥秩父縦走路にある破風山避難小屋。
奥秩父を縦走したい方には、わりと便利な位置にします。
そんな破風山避難小屋の情報について、内装、水場、トイレなど気になる情報をまとめてみました。
破風山避難小屋の場所
破風山避難小屋は、破風山と甲武信岳の間にあります。
ちょうど破風山と甲武信岳のコルになっている場所にあります。
甲武信岳からも300メートルくらい下がり、破風山からも300メートルくらい下がったところにある避難小屋です。
甲武信岳に行けば、甲武信小屋もありますし、破風山に向かえば雁坂小屋も近いので、友人小屋に泊まりたい人は無理に利用する必要がない場所にあります。
奥秩父主脈縦走路は、避難小屋がないので、宿泊代金を浮かせたい方にはぴったりの場所かもしれません。
破風山避難小屋の外観と内装
破風山避難小屋は、木造のしっかりした作りです。
外面には薪がたくさん積んであります。
入り口はこんな感じです。
重厚感がある作りです。
避難小屋にしては、真新しい印象です。
内装はこちらです。
窓が閉じられており、暗いです。
居間は結構広くなっています。
達磨ストーブもあり、冬にはぴったりです。
一応、防寒具も設置されているので、多少寒くても大丈夫かな?
当然、布団はないので、寝袋は必須です。
個人的には居心地はそんなに悪くないのでは?という感触でした。
破風山小屋の水場とトイレは?
まずトイレはありません。
そのため、携帯トイレを利用するか、そのあたりですることになります。
避難小屋だし仕方ありません。
小屋の周辺は開けてるので、ちょっと場所に困るかもしれません。
水場まで行きませんが、片道20分です。
かなり遠いです。
正直、あまり使いたくない距離にあります。
稜線にある小屋なので、仕方ありません。
破風山避難小屋の怖い話(泊まるなら見ない方がいいかも)
破風山避難小屋はいわくつきの避難小屋です。
別に心霊現象が!!て話はききませんが、ふたつほどいわくがあります。
大正時代の遭難
大正5年に帝大(現在の東京大学)の学生4人を含む5人が遭難しています。
甲武信岳にのぼり、帰りの破風山で雨による疲労凍死をしたそうです。
生き残ったのは一人だけのようです。
現在くらべると登山装備は、もちろん脆弱でしょうし、まだ登山も冒険と言われる時代の話のようです。
一家心中
もう一つがわりと現代の話、1990年頃と聞いています。
破風山避難小屋で一家心中があったそうです。
借金から逃げていた家族が破風山避難小屋に住んでいたよう。
前述の通り、水場もあり、雨風をしのげるから住んでいたようです。
最終的には食料もなく、一家心中となってしまたみたいです。
【周辺の小屋】