丹沢で最もメジャーな登山口である大倉から小丸尾根経由で塔ノ岳登山をしました。小丸尾根は大倉から鍋割山への登山でよく使わる西山林道で二俣まで向かいそこから尾根にとりつく形になります。
塔ノ岳へは,大倉尾根登山より少し遠回りですが,歩きやすい登山道で,人も少なくとても良かったです。
1.今回のコース
今回のコースは以下の通りです。
大倉 ⇒ 西山林道 ⇒ 二俣 ⇒ 小丸尾根 ⇒ 塔ノ岳
コースタイム :約3時間30分
標高差:約1300M
距離:約9km
2.登山口へのアクセス
今回の登山口は,「大倉」です。小田急線渋沢駅北口から神奈中バスで20分ほどです。バス代が210円と登山的には非常にリーズナブルな登山口へのアクセスです。
西丹沢ビジターセンタなんかだと1200円もバス代がかかります。
2.大倉から西山林道へ
大倉から西山林道へ向かいます。まずは住宅街をトボトボあるきます。住宅街といっても長ネギ畑が広がっています。陽気が良いとこのまま帰りたくなりますが進みます。
基本的には鍋割山を示す道しるべがあるのでこれに従います。 10分ほど歩くと住宅街から横にそれます。このあたりからは,少し登山道感がでます。
さらに鹿柵を超えると山道です。
この山道を10分ほどあるくと西山林道です。
西山林道の直前では鍋割うどんに対する注意事項がいろいろ貼られています。鍋割うどん目当ての方はよく読んだ方が良いです。
4.西山林道で二俣へ!!
西山林道をあるき二俣へ向かいます。3キロほどの林道歩きです。
林道で車も通れる道なので傾斜やそう強くありません。道も整備されています。歩きやしいです。でも・・・変化がない。
変化がありません。ただの林道です。
変化がない。わずか1時間程度の林道ですがあきます。心を無にして歩きます。 途中で少し傾斜が強くなったります。 また水があふれている場所もあります。 大した事ないのに新鮮にうつります。
さらに謎の胸像があります。何をした方はわかりませんが、きっと立派な方なのでしょう。
胸像を超えると二俣にすぐつきます。 川になっており立派な?な橋があります。
この橋を越えると小丸尾根へのとりつきポイントです。
5.小丸尾根を登る
小丸尾根へのとりつき口です。林道から逸れて少しマイナーな道の雰囲気をかもちだしています。とりつき口の標高が500M程度で小丸尾根の最上部が1300Mなので800M程度グッと登ることになります。結構な標高差です。
何はともわれ登山開始です。
小丸尾根は,思っていたよりかなり整備されています。登りだしこそ取りつきづらそうですが、
丹沢らしくちゃんと階段もあります。
さらに道も広い。ここは林道かってくらいです。
傾斜もそうでもないので、サクサク登れます。
標高300Mくらい上げてからまぁ普通の登山道です。危険もありません。イメージとしては三ノ塔尾根に近いものがあります。マイナー登山道で荒廃を期待していたから少し拍子抜けな感じです。
この尾根残念なのは眺望がイマイチです。大倉尾根と鍋割山の尾根に挟まれているせいで、遠くがみれないのです。隣をみても見えるのは大倉尾根です。。。天気が良いのに残念です。
眺望もイマイチで傾斜も緩く飽きかけていた登山ですが,残り200Mは,それなりの傾斜を楽しめました。登山している感を出してきます。しかもウネウネ曲がるせいで案外上につきません。
そして,稜線直前では,立派な眺望です。いや800M登ったかいがあります。
小丸尾根は、山頂ではなく、小丸と大丸という二つの山のコルにでます。なので、あるのは分岐のみです。一応、向かいの稜線として丹沢主脈を観れます。
6.いざ塔ノ岳へ
ゴール地点である塔ノ岳へ向かいます。まずは大倉尾根との合流点である「金冷シ」を目指します。
この日は前々日に雪が降ったため,雪のこってたり,地面がグズグズだったりしました。何度か転びそうになりながら進みます。
階段を登ったり下ったりしているうちにすぐに 「金冷シ」 です。15分くらいでつきます。
ここからは 大倉尾根と同じコースで塔ノ岳へ目指すことになります。木道を歩き階段を登ると塔ノ岳山頂です。 「金冷シ」 からは15分ほどです。
天気がよいせいか塔ノ岳の看板前は列があったので、隣のお地蔵さんを撮影しました。今年何度目だろ塔ノ岳登るってくらい来ていますが、やはり良い山頂です。
7.まとめ
小丸尾根経由の塔ノ岳は、いつもの塔ノ岳登山が少し変わるのでお勧めです。何よりも空いている。大倉尾根だと壊れたロボットみたにすれ違う人に「こんにちは」と言わねばならないが、小丸尾根は人が少ないからそんなことありません。
登山道自体も危険もなくそう傾斜もきつくないのでとてもお勧めなコースでした。ぜひ一度試しください。