こんにちは。
東京・山梨・埼玉の県境にあり,東京で一番標高の高い 山である雲取山(2017M)を中心とした奥多摩~三峰神社までの縦走の記録です。途中でチェーンスパイク(軽アイゼンの一種)が壊れて時間のかかった登山でした。
なお,本コースは,一般的には一泊二日のコースです。通常は,山中で山小屋なりテントで宿泊するコースなので注意してください。日帰りは結構大変でしたし,三峰神社は16時30分が最後のバスとなります。早いの注意です。
また雲取山~三峰神社(特に白石山前後)は,かなり雪が積もっていたり,登山道が凍っていました。残雪期(~4月末)は,軽アイゼンが必須です。雪はともかく氷は非常に危険です。
今回のコース
今回のコースは,以下の通りです。
<<コース>>
奥多摩駅 ⇒(バス) 鴨沢 ⇒ 小雲取山 ⇒ 雲取山 ⇒ 白岩山 ⇒ 前白石山 ⇒ 霧藻ヶ峰 ⇒ 三峰神社
<<全長>> 21.9Km
<<コースタイム>> 8時間33分(通常コースタイムは,9時間30分くらい)
今回は,残雪の雲取山登山が唯一無二の目的でした。三峰神社まで縦走したのは,同じ道を戻るのは苦手なためです。
なお,今回のコースは,七ツ石山や妙法ヶ岳(三峰神社 奥宮)は時間の都合でスルーしました。
登山口へのアクセス
今回の登山口は,鴨沢です。奥多摩駅から西鴨沢行きのバスに乗ります。所要時間は40分くらい。奥多摩湖沿いをず~と移動する形です。鴨沢バス亭には,キレイなトイレもあります。
七ツ石山分岐まで
鴨沢バス停から七ツ石山分岐までは,ユルユル上り坂を登る形です。所要時間は,2時間くらい。最初は,コンクリートの道と軽い林道を歩き駐車場まで出ます。そこからアスファルトの道を10分ほど歩いて本格的な登山口です。大きな看板が出迎えてくれます。
傾斜がきつくりだしたら七ツ石山分岐までもう少しです。またこのあたりからは富士山を脇目に見れ出し眺望も少しずつ良くなります。
七ツ石山分岐は少し複雑です。七ツ石山小屋へ向かうルートと迂回するルートが分かれます。七ツ石山小屋に向かうルートも,そこからさらに迂回するルートと七ツ石山へ向かうルートへ分かれます。集団で行動する場合は,バラバラにならないよう注意が必要です。
雲取山まで
今回私は,七ツ石山の巻き道の下段を使いました。巻き道を進んですぐに雪が登場です。そんなに積もっていませんが,慎重に進み見ます。
巻き道を20分も歩くと尾根と合流します。やった!!と思います。本当に早く尾根に出たかった。尾根からの眺望は良く,多摩,奥秩父,富士山などを一望できます。
山頂も眺望ばっちり!!上り坂を3時間近く登ったかいがありました。東京都最高峰であり,山梨・埼玉・東京の県境です。雲取山山頂は,いつかは歩きたい奥秩父縦走路のスタート地点でもあります。山頂は10人くらいしかいなかったので,結構ゆっくりできました。
前白岩山まで
今日はロングコースなので雲取山山頂を後に三峰神社を目指します。ここからは埼玉登山です。最初びっくりしたのが秩父方面の方が多摩方面より積雪がかなり多いです。ふくらはぎぐらいまで雪が埋まってしまいました。しかも結構な急な斜面です。一番怖かったのが写真みたな凍った箇所です。チェーンスパイクしてても滑りそうで怖いです。
三峰神社まで
前白岩山から三峰神社の間には,霧藻ヶ峰という山があります。ここを目指し一気に下降。ここも地面が凍っており,危険かつ斜面がかなり急で怖かったです。標高1700メートル~1500メートルあたりが,雪解け・凍結を繰り返してかなりあぶない状況だった記憶です。
ずっと下り登り返しを少ししたら霧藻ヶ峰山頂です。眺望はなかなかでした。関東平野が見渡せてよかったです。(写真とは取り忘れ)
霧藻ヶ峰山頂から三峰神社は,登山道がしっかり整備されており,歩きやすかったです。3キロほどありましたが,あっという間に三峰神社に到着。霧藻ヶ峰を超えて100メートルも下山したら雪もなくなったので快適でした。途中には三峰神社の奥宮へ行く分岐もありましたが,今回は時間の都合でスルーしました。
まとめ
今回のロング登山は,林歩き,尾根歩き,トラバース歩きなどなどあり,楽しかったでです。秩父方面はコケがとても綺麗でした。時間の都合で早歩きになるので,ゆっくり楽しみたい方は,山中での宿泊を推奨です。
おまけに秩父山頂に鹿の写真です。かわいかったです。