こんにちは。先日、念願叶い塔ノ岳近辺にある尊仏岩跡を発見しました。噂どおりふみ跡こそしっかりしているものの探すに手間取りました・・・。今回はそんな尊仏岩跡を探した記録です。
ちなみに尊仏岩跡とは、Wikipediaに記載のある以下の岩の跡地のことです。
かつて山頂を約70㍍ほど下った北斜面に別称の尊仏山の由来となった高さ二丈五尺(7㍍60㌢、『新編相模国風土記稿』では五丈八尺とする)ほどの巨岩「尊仏岩」(黒尊仏、狗留孫仏)があって秦野盆地や山北町玄倉の人々の信仰を集めていた。」
Wikipediaより
なんでも関東大震災の余震でユーシン側の沢に落ちてしまったらしいのですが、その跡地にはお地蔵さんが現在も鎮座しています。今回は、そのお地蔵さんを捜索に行った次第です。
塔ノ岳から尖った岩へ
従前から尊仏岩跡を見てみたくネット上でいろいろ探しました。しかし、詳しい場所の記載が見つかりませんでした。わかったのは、「尊仏岩周辺には尖った岩があるその岩から右手に降りたところに尊仏岩は存在する」くらいです。
そんな情報が少ない状態でしたが、とりあえずは「尖った岩」の捜索から開始しました。
尊仏岩へのルートは、塔ノ岳の山頂から丹沢山方面向かう道の左手にあります。山頂からちょっと進んだ左手にふみ跡があります。バリエーションルートなので、登山道を示す柵というか縄の外側です。
ふみ跡はある程度あると聞いていましたが、まぁふみ跡があるかなくらいです。整備されていないふみ跡らしきものをひたすらすすみます。
木々をかいくぐりながら下ります。途中にはヤマツツジがあり綺麗でした。
40メートルくらい下ると崩落地点があります。そこを左側へトラバース気味へすすみます。
あまり道っぽくないですが道です。
岩のよこをトラバース続けると尖った岩があります。
私は最初トラバースする段を間違えてしまいとんでもない崖に一度出てしまいました。
ふみ跡が複数あるように見えるので注意が必要です。
尖った岩から尊仏岩跡へ
正しいルートを超えると正面に尖った岩が出現です。目印といっていますが、ここから尊仏岩跡は見えません。
尖った岩の3メートルくらい手前に右に行く道?が見えますので、そこをすすみます。ちょっと進むと崩落していますが、崩落の少し手前から下る道が見えます。ここまでくると尊仏岩が見えます。(写真の②←の位置から下を見ると尊仏岩跡が見えます)
そこを15メートルくらい下ると尊仏岩跡に到着です。YAMAPで取得したGPSの位置は以下です。尊仏岩跡の周りで1周しているのは迷った証です。
仏像も半壊していますが、由緒ある立派な仏像なので手をあわせました。無事で拝めてよかったです。
帰りは登るだけなので迷う確率はグッと低いですが、斜面が急な箇所があるのでやはり注意が必要です。
私は塔ノ岳山頂から尊仏岩跡を見て戻るまで45分くらいかかりました。かなり迷ったところもあり、迷わなければ往復30分くらいかな~という感じです。
なお、尊仏岩跡あたりはAUの電波は一切届きませんでした。
参考動画・参考写真
参考になりそうな動画と写真をおきます。動画はGoproのマウントキットを家に忘れてしまい手でもって撮影したので、危険個所は撮影ストップしたり、手振れが激しいです。すみません。
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